都市の時相に乗りたい

こんにちは。もうすっかり木の葉も色づき終わり、散ってゆくのみ、冬が来ておりますね。
ワイルドバンチ研究所は土曜日深夜の誰もいない研究室で、粛々と議論を進めておりました。

今回は前回採集した地図を整理して、時系列に並べてみて、どの程度に都市の変遷を追っていけるか検討していきました。分析の軸は土地の所有と利用ですが、その他に地域の文化的固有性や建築形態なども分析対象とすべきでしょう。
われわれの目前の対象敷地は四谷ですが、四谷について言えばその特徴的な地形から始まり、先行形態としての江戸城外掘など、また四谷怪談などにみられる(かもしれない)土着の文化性、貧民窟という歴史的事象など、すべてひっくるめて、うまく現在に落とし込みたい、そこからまた何か始まっていくはずです。
今年も暮れかかっているこの頃のため、本年を締めくくるに相応しい成果が出せるように頑張ります。
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