資料の収穫日その2

昨日は資料収集へ、転がる石のように、東京中を駆けずり回った一日でした。

浜松町の公文書館へ行き、資料のマイクロフィルムと睨み合ったのち、
(皆さんマイクロフィルムをいじる機械をご存知でしょうか。そのローテクぶりが凄まじく、3時間くらい使っていると逆に心地よくなります。機械に通したフィルムを流しつつ、印刷したいところでボタンを押すと、そこでフィックスされて出力されます。ガチャンと大きな音とともにフィルムが固定されスキャンされるのですが、何度かやっているうちに、なんだか自分が映画監督になってフィルムを編集している気分に陥ります。
ううん、こう書いたところで、伝わりにくいかもしません。
ところで、公文書館の受付職員さんは何処かを退職された割とご高齢の方々が和気藹々とされていて、いつ行っても心和みます。ちなみに我々が訪れた日には、前日に「ためしてガッテン」高血圧編をやっていたらしく、その話題で持ち切りでした。)
東京の大地を闊歩しつつ東京都立中央図書館へ。
途中に芝の増上寺の境内を通り、麻布の高級住宅街をするりと抜けて江戸と東京をちょろりと堪能しました。
ワイルドバンチ研究所員は皆々都市のあれこれに関心を持っているわけで「ここら辺はこうだね」「ああそうだ」「いや、地形的に」「江戸の町割が」「この坂は」などと話に花を咲かせつつ、時折不意に道中の名建築に出くわしたりなんかして、何となし得をした気持ちになるのです。
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